目次
稼働率に関連する MTBF(Mean Time Between Failures) と MTTR(Mean Time To Repair) は、設備やシステムの信頼性や保守性を評価するための重要な指標です。以下にそれぞれの意味と稼働率との関係をわかりやすく説明します。
🔧 MTBF(平均故障間隔)
意味:故障と故障の間の平均稼働時間。つまり、どれくらいの間隔で故障が発生するかを示します。
単位:時間(例:100時間)
高いほど良い:MTBFが長いほど、故障が少なく、信頼性が高い機器といえます。
🔧 MTTR(平均修復時間)
意味:故障が発生してから修理が完了するまでの平均時間。
単位:時間(例:2時間)
低いほど良い:MTTRが短いほど、故障からの復旧が早く、保守性が高い機器といえます。
📊 稼働率との関係
稼働率(Availability)は、以下の式で計算されます:
例:
MTBF = 100時間
MTTR = 2時間
✅ ポイントまとめ
MTBFが長く、MTTRが短いほど、稼働率は高くなります。
稼働率が高いということは、機器が故障せず、また故障してもすぐに復旧するということです。
この指標は、製造業、ITシステム、インフラ設備など、さまざまな分野で使われています。